用務員ぢょんたが日々勝手なことを書き綴っています。

2010年10月31日

著作権 道徳

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「あの店に珍しいパンがあって、おいしいんだって」
「そういうのって流行るとどこの店でも売り出すよね」
せっかく職人が工夫して創作したのに、最初に作った人は気の毒だ。
料理とかに著作権はないのか?

著作権は「言語、音楽、絵画、建築、図形、映画、写真、コンピュータプログラムなどの表現形式によって自らの思想・感情を創作的に表現した者に認められる」ものとある。したがって、パンは上記にないので、ましてや思想や感情を表現したパンはないので当然著作権は認められない。(ただし、ギリシャ彫刻のような芸術的に優れたパンを焼けばそのかぎりではないかも知れない)

昭和の終わり頃「顔真卿自書建中告身帖事件(読まなくていい)」というものがあって「書」の版権で争った裁判だ。簡単にいうと、大昔の人が書いた非常に貴重な書集があった。その書は最初Aさんが持っていて、Bさんに撮影を頼んでいた。その後、CさんがAさんから書を譲り受けた。のちにBさんから写真のネガ(乾板)を譲ってもらった出版社がそれを印刷販売した。怒ったのはCさんで、自分が所有している貴重なものの複製を売って儲けるとはけしからんということで出版社に販売差し止めを求めたのだ。

結局、最高裁では(難しい説明は省く)「まあいいら」ということになった。そりゃそうだろう。モナリザのジグソーパズル売ったってルーブルからは訴えられないし、金閣寺の絵はがき売っても文句が出ないのと同じだ。(たぶん)

それにしてもこういった「権利」というものは複雑だ。たとえばマリリン・モンローのポスターが貼られている壁を描いた絵画が飾ってあるのを鑑賞している人を後ろから撮影した写真とか。。。誰にどういった権利があるのかわけがわからなくなってくる。そういえばワシがむかし印刷の仕事をしていたころは、自分が作ったものを当たり前のように流用されたものだ。下請けは立場が弱いので見つけても苦笑いする程度で文句も言えなかった。

人間どうしてもお金が絡んでくるとお互い権利を主張したくなるし、倫理観も人それぞれなので、ちゃんとしたルールを決めなくては収まりがつかない。「泥棒が買ってくれた肉まんを食ったら罪になるか?」きっとまずいだろう。
posted by ぢょんた at 04:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 道徳(こころ)
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