
カミサンが煮物の残りを鍋からどんぶりに移していた。と、手がすべりどんぶりをコンロの横に落としてしまった。当然のようにどんぶりは下向き(伏せた状態)で中身はすべて台所の上に。これってマーフィーの法則じゃん。
【マーフィーの法則】
「起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる」
「落としたトーストはバターを塗った面を下にして着地する」
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実際にはそんなことはなく、ひとは自分にとってよくなかったことのほうが印象が強く記憶に残りやすいので、ついついマーフィーの法則が成り立つような気がしてしまうだけなのだ。でもやっぱり自然の摂理の中でなにかこう見えない力が働いていて、いつのまにか良くないほうへ移行していきたがるもののような気もしないでもない。
猫-トースト装置
ところがだ。アンサイクロペディアによると『猫の保存則』というのがあり、猫はある程度の高さから落とすと、たとえ裏返しで離しても必ず「足から着地する」という自然法則がある。そこで、猫の背中にバターを塗ったトーストを上向きに縛り付けて、適度な高さから落としたらどうなるか。『マーフィーの法則』と『猫の保存則』が相反して矛盾する。
解説はこちら→猫-トースト装置
なんと法則が衝突し合い無尽蔵の位置エネルギーが発生するのだ。(背中を下に見事にブリッジを決めた状態で着地するという説もある)
だだし、ワシの経験だが、猫の脇を持って、前方へ反動を付けてちょうど一回転して着地できるように(布団の上などに)放り投げると、空中でキリモミ状態になり妙な格好で落下する。反動を付けて投げられた猫は、仰向けの状態になった頃に足を下にしようと体をひねるが、その時には回転運動でまた逆になってしまう。さらに体制を立て直そうともがくが、その頃はすでに落下地点に到達して、どこが上だかわからない変な格好で落ちて、「うぜえよ」といわんばかりに飼い主をにらむわけである。(もちろんワシが子どもの頃にしたことで、いまはそんなかわいそうなことはしない)