

先日近所の「和風中華ファミリーレストラン(五味八珍)」で食事をしていると、前方の少し離れた座敷席に、茶髪で歌舞れた二人組のおにいちゃんが、携帯をピコピコさせながら、大声で歓談していた。しばらくすると食べ終わったのであろう、帰り支度をしているようだったので、見るともなくそのテーブルのほうへ目をやって驚いた。ちょうど背中を向けているほうの若者が立ち上がる瞬間で、なんとデニムが脱げている。ベルトの位置は太ももで、派手なトランクスも「でん部」中ほどまで下がっており、半ケツ状態だ! おもわずすすりかけたラーメンを吹き出しそうだった。
「トイレからあわてて出てきた」ような出で立ちで、通路を通っていく彼を見ながら(歩きづらかろうに)あれがカッコいいのか.....いまの時代は...と、しみじみあきれた。
そりゃ、ローライズでちょっとデニムを下げたり、チラッとブランドもののブリーフのタグを見せたりだののファッションはワシでも多少はわかる。しかしあれは見苦しいの何者でもない。(だいたい人がメシ食ってるときに汚いケツ見せんじゃねーよ!)
ああいうやつのことを昔は「しょうたれ」といった。どこの方言なのか知らないが「小便たれ」のことではない。なんでも語源はわりと由緒正しくて、古語でいうところの「潮垂(しほたる)」がなまって「しょうたれ」になったそうだ。潮水に濡れて着物から滴が垂れる状態のことを言い、転じてみすぼらしい様を例えて「しょうたれ」というようになったのだという。
ワシは「無精たれ」のほうが近いと思うのだが。。。いずれにせよ彼に「しょうたれ」はもったいない。「こんじー」で十分だ。(意味はローカルすぎてググッても出てこないと思う)
写真は全然関係ない、広いもの連作。ストーリーは自分で考えてください。