コンピューター
ワシは結構ズボラな性格なので、スーパーでいくつかの買い物をしてもいちいちレジの値段やレシートをチェックしていない。だから「○○○円です」といわれたら案外そのまま払ってしまう。もちろんおよそいくらぐらいになるかは計算しているので、1割も違えば気づくだろうが、実はわりとやられちゃっているのかもしれない。
近所のスーパー「ニュ○ライフフジ」などはそんなことがしょっちゅうで、特売198円のコーナーにヘーキで398円の品が並べて置いてある。「よく似た商品を値札を付けずに特売商品の前とか隣に置く」これを我が家では『フジ商法』と呼んでいる。そんなワザに散々鍛えられているカミサンは感心するほどよく気をつけていて、どこでどんな買い物をしても、それがたとえ数十点という複数でもまず計算している。おそらく10円違えば確実に気づくだろう。そしてレシートを眺めながら「やっぱり」とつぶやいてすかさず店員のところにいって申告している。
だからといって逆もあるわけで、今日の本題だが、夕方USBハブが欲しくてエイデソに寄った。安いものでよかったので売り場を探してみると880円(4ポート)が最安だった。それを持ってレジにいくと、ほら年末の週末で5つほどあるレジはみな埋まっていて待たされた。その内いくつかはすぐに空いたのに、今度は店員がどこかへいってしまって誰もいない。しかたないのでしばらく待っていると、別のレジで、戻ってきた店員がワシの後ろにいた客を招き入れているではないか。
ようは順番を抜かされたわけでちょっとカチンときた。しかしこんなことでわめきだしてもカッコわるいだけなのでグッとこらえていると、ようやくワシのレジに店員が現れひと言「エエデンのカードお持ちですか?」。(ちがうだろー! 他に言うことがあるだろう!)ワシは無愛想に首を横に振り、そして店員がバーコードを通して「500円です」。黙って500円払ったのは言うまでもない。
支払ったあと念のためさっきの売り場まで確認にいったが、確かに880円としか書いてないし、どこにも「さらに安くなる」旨は見当たらなかった。普段ならそこまで違っているとワシは正直に言うほうなのだけれど、今回は精神的苦痛を被った慰謝料ということでありがたくまけてもらいました。画像は買ってきたUSBハブ。価格.comで調べてみてたら582円が最安だった。まさかエイドンが日本最安とかあり得ないでしょう。
関係ないけど、そのときの携帯電話売り場での光景。auと書かれたオレンジ色のワンピースを着た可愛いおねえさんと、農家でみかんでも作っていそうな推定年齢75(±5)歳のちっちゃい老人の会話。
売娘:そうですね いまこういった機種が人気です
老人:ああ こりゃアイフォンだらぁ
売娘:いえ これはスマートフォンです
老人:アイフォンがいいだらぁ
売娘:iPhoneもございますよ
老人:ほんでアイフォンってや なにができるだん
売娘:そうですね 電話とかゲームとか・・・
老人:アイフォンがいいなぁ アイフォンが
売娘:auのiPhoneでしたら こちらになります
老人:ふーん ほかのアイフォンはないだかん
売娘:ソフトバンクのものもございます
老人:どっちがいいだん
売娘:そうですね 同じ機種ですからあまり違いはございません
老人:ほいじゃ アイフォンでいいや
売娘:・・・
老人:アイフォンがいいらしいで アイフォンにするわ
売娘:(カウンターを指しながら)ではこちらへどうぞ
(じいさん、カンタン携帯にしといたほうがいいと思うぞ)はっ!そりゃワシのことか!?